が~まるちょばは、パントマイムの領域をはるかに越えていた
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「が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2014」について
若干のネタバレがあるので、ご注意ください
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「カテゴライズ不能」はDIR EN GREYだけじゃないてことを改めて感じることができましたね。
3/1(土)に奈良県の葛城市にある「マルベリーホール」で、が~まるちょばを観てきました。
「が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2014」と銘打っての公演でした。
テレビ出演しているのを見てから知ってはいたものの、ライブで観るのは初めて。というか奈良県での公演は初めてだとか。
▼が~まるちょばについて
ケッチ!
赤いモヒカンの方。
下手側の方。
HIRO-PON(ヒロポン)
埼玉県出身。
黄色いモヒカンの方。
上手側の方。
本名・生年月日は非公開。
自らの芸を「サイレントコメディー」と呼び、言葉を一切用いないパントマイムを主体とした芸をする。
(Wikipediaより)
▼が~まるちょばの印象
テレビを観ただけでいうと「まったく喋らずに、動きとか、状況で笑いをとる」スタイル。
そして海外で勝負する日本人であるということ。
こういうガチで活動している人たちって、なんか一本芯が通っていると感じて、すごく憧れるんですよね。
「身ひとつで飯を食う」というか。
それもあって、是非とも生で観たい!となりました。
▼「が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2014」
ライブのプログラムとしては、5つでした。
①が~まるSHOW
②が~まるチアーズ
③ペットボトル
④が~・まる・ちょば
-休憩-
⑤"Yes"
まず驚いたのが、休憩があること。ライブでもそうそうないですよね。
⑤を観ているとその休憩が必須だったことがわかりました・・・ありゃすごい。
①~④についてはテレビで観たとおりの「が~まるちょば」でした。
ゲラゲラ笑ったわー。遅刻してきたお客さんをいじってみたり、警備スタッフを巻き込んでみたり。
③ではケッチ!さんのソロ。犬に見立てたペットボトルでお散歩。ちょっとした動きが自然すぎる。そして屋内→屋外でライティングが変わったりと、ちょっとした変化を付けて楽しませてくれます。
④では会場に妙な一体感が生まれます。が~まるちょばの楽器になった気がしましたが笑
▼「パントマイム」という一言では、くくれないよ!
とここまで書きましたが、一番いいたいのは⑤の”Yes”のこと!!
①~④とは打って変わって、1時間に及ぶ長編の「ロマンティックコメディー」です。
ここでのケッチ!さんの女性役がすごいのなんの。もう女性なんですよ女性。動きが。
手の動き、仕草の何から何まで。
パントマイムの真骨頂はこういうことなんだな、と思いました。
⑤ではケッチ!さんHIRO-PONさんともに3役ぐらいをこなすんですが、すべての役が別人のようでした。
冗談抜きで全然別の人が出てきたと思ってました。
入れ替わり立ち変わりで、役が入れ替わるシーンがあるんですが、そこでやっと理解できるレベル、完全に別人の動きでした。
エンディングでのライティングが素晴らしくて、ジーンときてしまった。
思いっきり笑わせてくれるわ、めっちゃ感動させてくれるわで、この人たちはズルいです。
公式のブログを見てみると、そういったところが海外で評価されているそうです。
まだ、が~まるちょばの舞台を見たことない方!写真のようにテレビではやらないこと見られますよ!実は海外で評価されてるのはこの部分なんです。
うんうん、納得納得。
いくつか写真が載っていますよね。でも静止画では、が~まるちょばの魅力は全く伝わりませんね笑ただのオッサン二人だもの
▼勝手にDIR EN GREYと結びつけると
Twitterでも書きましたが、3つ似てるなぁと思いましたね。
①海外で勝負している
②パントマイムに「感動」を混ぜこむという「独自性」
③結成15周年(DIR EN GREYはデビュー15周年だけど)
③は無理矢理感は否めませんが、①②はどうしても必要になってくるんですね。誰かができることをやっていても意味がない、と。
どこか突き抜けていないといけないんですかね。
▼まとめ
が~まるちょばは4/27の東京公演まで、全国津々浦々を回っているのでお近くに来たときには、ご覧になられてはいかがでしょうか?
ケッチ!嬢の衝撃を、是非味わってみてください笑
チケット情報はこちら
今回のツアー写真→
世界が認める、が~まるちょば、3年ぶり新作ツアー | チケットぴあ[演劇 演劇]
ブログ運営の本なんかを読んでいると、何かしらを表現するには自分なりの「独自性」「個性」が必要だということが、言葉を変えて何回も出てきます。
ブログや音楽、演劇、コメディに限らず、人間ていうのは社会に対して何かしらのアウトプットをして生活をしています。
ひたすら試行錯誤して、質を高めたアウトプットをしていきたいと思います。