Life is enjoy and goodjob

人生、enjoyしながらgoodjobしてなんぼ。家族、DIR EN GREY、読書が好き。独自の視点で世の中を理解するのが楽しいんです。

DIR EN GREYの構築疲れを労おう!新アルバムARCHE(アルケー)の感想

新年あけましておめでとうございます。
本年も「Life is enjoy and goodjob」をどうぞよろしくお願い致します。

皆さん、ARCHE聴いてますか?
今回はARCHEを聴いていて感じた違和感から「DIR EN GREYの構築疲れ」についてお伝えしようと思います。

ARCHE全般を通して感じる違和感

ARCHEの全曲通して聴いていて感じたことは「サビの始まりが遅いこと」
言い換えると「サビが待ち遠しい」んですよね。
発売前にYoutubeで全曲先行視聴があったので、曲の聴きどころはすべての曲でわかっているんですよ。
この曲はココを聴いてほしいんだろうなぁというところがね。
「あの突き抜けた感じをはやく頂戴!!」となってしまいます。

「さてはDIR EN GREYさん、サビが始まる時間を遅めにしたんだな」と考えました。
ひとまずサビが始まる時間を調べてみました。

 

  曲の長さ サビ1 サビ2 サビ3
01 Un deux 3:33 1:25 2:28  
02 咀嚼 4:10 1:13 3:02  
03 鱗 4:03 1:05 3:37  
04 Phenomenon 4:01 3:06    
05 Cause Of Fickleness 3:26 1:15 2:46  
06 濤声 5:31 2:07 4:13  
07 輪郭 5:44 1:32 4:01  
08 Chain Repulsion 2:49 1:03 1:59  
09 Midwife 4:12 3:09    
10 禍夜想 4:26 1:41 3:37  
11 懐春 4:22 1:53 3:29  
12 Behind A Vacant Image 4:59 1:29 3:09  
13 Sustain The Untruth 4:25 0:55 2:00 3:13
14 空谷の跫音 5:48 1:54 4:14  
15 The Inferno 3:15 0:49 2:03  
16 Revelation Of Mankind 3:23 1:02 2:02  
(参考)DIFFERENT SENSE 5:05 1:16 3:42  

 

全曲ともサビの回数は2回で同じようなタイミングで始まることがわかります。
しかしながらDIFFERENT SENSEを調べたときに思いつきました。

構築した曲は始まりからどの曲かすぐに分かる!

ARCHEの曲と比べると音の密度が高くて、妙に耳に残るフレーズなんですよね。

構築した曲とARCHEの曲の盛り上がりを図にするとこんな感じ。

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DieさんがSustain the Untruth発売直後のインタビューで「このままの感じでまた次のアルバム作るのは、俺的には絶対に無理やったんで。」とおっしゃっていたことが、この図ではっきりしました。
音の密度=緊張感だったんです。ARCHEの曲はサビが待ち遠しいというより、サビ以外の盛り上がりが少ないんです!
ARCHE以前は独自の世界観を構築するために、あえて緊張感を高くキープし続ける曲を作っていたということになります。

DIR EN GREYの構築疲れ

曲の出だしから盛り上がりを作りすぎると演奏者の負荷が高くなってしまいます。
音の密度が高い、フックの効いたひねったフレーズが多いともいえます。
緊張が緩みにくい演奏では疲れるのもわかります。
カラオケでいうとメドレーばかりを延々と歌い続けるようなもんですよ。そんなことすると盛り上がっていいんですけど、さすがに疲れますよね。
こんな無茶が、最近の構築を是としたDIR EN GREYに起こっていました。

 

ARCHE発売前後のインタビューでも話題になっていましたが、ARCHEを作るにあたって曲出しをした際にミドルテンポの曲ばかりが候補に挙がったそうです。
図にも書きましたが、このミドルテンポがDIR EN GREYの普段のテンションなのだとおもいます。
京さんが一番聴かせることのできるキーで高らかに歌い上げる曲。THE FINALだとか鼓動だとか輪郭の後半サビだとかですかね。
この辺りの曲が人の心をつかんでグッと来させることのできるDIR EN GREYの武器ですね。

まとめ

痛みを表現するバンドDIR EN GREY
世界観を突き詰めるあまり、構築した楽曲によって緊張感を強いられ疲弊してきたDIR EN GREY
その「構築疲れ」を乗り越え、緊張感とは逆に肩の力が抜けた自然体で製作された新アルバムARCHE

年末年始にかけて「TOUR14-15 BY THE GRACE OF GOD」と銘打ったツアーを行っていました。

ツアーファイナルの一番最後ではand Zeroを演奏するとともに「BY THE GRACE OF GOD」から「THE UNSTOPPABLE LIFE」という文字をバックスクリーンに掲げる演出もあったそうです。

「神の恵みによって」→「止まることのない生命」

いろいろと考えさせてくれますね。
ARCHEから今回のツアーでは演奏されていない楽曲もあり、これからどんなアルバムになるのかさらに楽しみです。


DIR EN GREYの表現する「痛み」を少しでも理解しやすいエントリーにしようと心がけています。
皆さんがDIR EN GREYの本質に触れて「一つ」になれますように。

 

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